クラゲの一生ってどんなものだかご存知ですか?
クラゲは最初からクラゲなのではありません。
クラゲの一生は案外複雑なんです。
クラゲの一生は、私たちがよく知っている、水中や水面をふわふわ泳ぐクラゲ時代とクラゲの赤ちゃんであるポリプ時代の二つに分けられます。
ポリプ時代は海底などに付着し、じっとして過ごします。クラゲのように漂ったりしません。
触手で餌を掴んで食べます。
しかもこのポリフ時代、クラゲの赤ちゃんというだけでなく、ポリプはポリプのままで一生を終えることもあるという複雑さです。
ポリプからクラゲになるのですが、ポリプはポリプという生き物と考えれば良いのです。
姿かたちだけでなく生態も謎めいていますね!
一番上のポリプの根元にうっすら細い触手が4本見えるんで間違いなさそうですね!多分そのうち祭りみたいにクラゲが沸き始めますよ~(笑)
↓こんな感じになるはずです(笑) pic.twitter.com/JhPo3Dte7K— Sei (@Seiyanokurage) 2017年8月20日
クラゲのポリプを飼育してみたい
クラゲのポリプを手にいれる
上に書いたように、クラゲとポリプは別の生き物と考えられています。
ポリプをポリプのまま育てることも可能ですが、ポリプを育ててクラゲにし、泳ぐ姿を見て見たいもの。
ポリプはどうやって手に入れるのでしょうか?
ポリプは一部のペットッショプで購入できます。
また、海底などで拾った石にポリプがついている、ということもあります。
水槽の飾り用にと石を拾ってきて、数日経つとなぜかクラゲが水槽にいたなんて羨ましい話も!
ポリプを飼ってみよう!
ポリプを育てるのは500ccの水があれば十分です。
水の底にくっついているだけなのですから!
ろ過装置のついた普通の水槽では飼育できませんからご注意を。
専門のお店でポリプ専用の水槽を扱っています。
餌はクラゲと同じブラインシュリンプを食べます。
スポイトで触手に振りかけるように与えます。
重要なのは餌やりの後。残った餌やポリプの排泄物が残らないように毎日水を替えます。
ポリプは水が汚れているのが苦手です。
面倒なようですが、これをすることでポリプを半永久的に飼育することができます。
水温が上がるとクラゲに成長してしまいます。
ミズクラゲの場合は、水温15度以上が2〜6週間続くとしだいに胴がくびれて傘が出来始めます。
ポリプは環境が変わらない限り、クラゲになることもなく永久にポリプなのです。
クラゲには寿命がありますが、ポリプには寿命がありません。
まとめ
赤ちゃんクラゲのポリプは、クラゲの赤ちゃんじゃなくてポリプという生き物、というのはなんて不思議なんでしょうね。
そんな謎の多い生き物を小さな水槽で、長く飼育できるなんて驚きです!
飼育方法も実に簡単。
ミズクラゲのポリプの大きさは数ミリ程度。肉眼で見れる最小のアクアリウムとも呼ばれています。
なんて素敵なんでしょう!