お盆を過ぎると大量発生すると思われているクラゲですが、実は一年中海を漂っています

夏を過ぎるころに成長を迎えるクラゲがいることや、海岸に近づいてくるクラゲが多いので、クラゲはお盆過ぎと言われているのです。

小さかったクラゲが大きくなれば、目にも見えやすいですし、刺された時の刺激も大きくなります。

クラゲが発生する時期と対策、応急処置

クラゲが大きくなって海に発生する時期はいつでしょうか?

日本近海で一般的に見られるクラゲで、なおかつお盆過ぎに大きく成長するクラゲというと主にこの四つのクラゲです。

ミズクラゲ。丸い形で触手も短く、毒性も強くありません。

触ってもぴりっとする程度ですが、アレルギー体質や皮膚の弱い方は要注意です。

アンドウクラゲ。アカクラゲに比べると短いですが、こちらも触手が長いです。

間違って触ると巻きついてきます。ミズクラゲに比べると毒性が強く、ほとんどの人は痛みや腫れを経験します。

アカクラゲ。傘は小さいですが触手が一メートル以上あり、存在に気がつくことができないので避ける事が困難です。

知らない間に触手に触れて刺されます。

刺されると焼け付くような痛みと、やけどのような水ぶくれやミミズ腫れができます。

カツオノエボシ。刺されると激痛です。

ミミズ腫れや水ぶくれができ、数ヶ月も治らないと言われています。

浜辺に打ち上げられた亡骸にも決して触らないようにします。

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クラゲに刺されない対策と応急処置は?

クラゲがいると思っても海には入りたいもの。

クラゲのいそうな海に入る時はどのような対策をしたら良いのでしょうか。

もっとも安全なのはウエットスーツです。

ウエットスーツには袖の長いもの短いもの、丈の長いもの短いものがありますが、クラゲよけに着るならば、上下ともに長いものを身につけましょう。

クラゲよけのローションも対策としてありますが、あまり効果がないという人と効果があるという人と様々です。

海でクラゲに刺された時の応急処置についてご説明します。

触手が付いている場合は、手袋、またはピンセットなど素手で触らないように抜きます

次に海水で洗う事。真水ではいけません。

しっかり洗い流した後に消毒液をつけます。

クラゲによっては食酢が有効な場合がありますが、逆に悪化させる場合もあり、刺されたクラゲの種類がはっきりわかる場合を除いて、食酢は用いないほうが無難です。

ミミズ腫れや水ぶくれなど、重い症状が出た場合は皮膚科を受診するのが無難です。

以前、クラゲに刺された人が二度目に刺されると、アナフィラキシーショックを起こす事があります

おかしいと思ったら躊躇せず病院に行きましょう。

まとめ

クラゲが発生しやすい時期と海での対策、応急処置について書いてきました。

水族館や水槽の中で見るには、フワフワ漂う癒しのクラゲですが、こんなに恐ろしい一面もあるのですね。

楽しい海水浴がクラゲに刺されて残念なものにならないように気をつけたいものです。

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