キクラゲもクラゲも中華料理によく入ってる定番の食材。
どこがちがうの?
木に生えているクラゲがキクラゲ?
クラゲを加工したものがキクラゲ?
キクラゲとクラゲの違いについて見ていきましょう!
キクラゲはクラゲじゃなかったの?違いは?
キクラゲはクラゲじゃないの?食用のクラゲでしょ?
実は違うんです!
中華料理や酢の物でおなじみのキクラゲ。
実は海のクラゲと全然違うってご存知でしたか?
キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属、なんとキノコの仲間なんです!
漢字で「木耳」と書きます。姿もまるで人間の耳。
ぱっと見て気持ち悪いと思う人もいるのではないでしょうか。
実際に、ヨーローッパではユダの耳とも呼ばれています。
茶色く薄い傘のキクラゲをよく見かけますが、シロキクラゲと呼ばれる白いキクラゲもあります。
生の状態で売られているキクラゲはそのまま細切りにして使えます。
酢の物や炒め物、スープなど、コリコリした食感を楽しめる料理に適しています。
乾燥された状態で流通しているキクラゲは、ほとんど外国産です。
20分から30分、お湯で戻してから使います。
世界中でとれるキクラゲですが、食用にしているのは日本、中国、韓国とアジアの中でもごく一部です。
食用のクラゲはキクラゲじゃない?
もちろん違います!
食用のクラゲは海に浮かんで漂っているあのクラゲです。
クラゲの仲間で食用にされるのは、ヒゼンクラゲ、キャノンボールクラゲ、エチゼンクラゲ、ホワイトクラゲ、ビゼンクラゲ、チラチャップクラゲの6種類。
すべてのクラゲが食用になっているわけではありません。
クラゲの種類によって、厚みや歯ごたえが違いますので、今食べてるのはどのクラゲかな?と考えてみるのも楽しいかもしれません。
食用クラゲは、中華料理などに使われるクラゲと味付けして乾燥した珍味になるクラゲがあります。
頭(傘)から足まですべて食べられるクラゲは、万が一食糧危機が来た場合の重要な食糧としても考えられています。
まとめ
たった1文字の違いで大きな違いですね。
クラゲは広い海の中で育ちますし、キクラゲは枯れたり倒れたりした広葉樹の根元から生えてくることが多いです。
育ち方も全然違うのですね。
それならなぜ、キノコを「キクラゲ」と呼んだのでしょうか。
食感があまりにも似ているため、昔の人が「木に生えるクラゲ」と呼んだのが、キクラゲの始まりです。
先にクラゲを食べ、その後にキクラゲを食べたということです。
海に住むクラゲの方が食用にしづらいように思いますが、海に囲まれた日本では先にクラゲを食べたのでしょう。
育った場所も育ち方も全然違う、キクラゲとクラゲの食感が似ているなんて不思議ですね!