クラゲに刺されてしまったら、完全に治るまでにどのくらいかかるかご存知でしょうか?
刺されてできた傷跡はちゃんと消えるのか、心配ですよね?
今回は、クラゲに刺された後のケアと傷跡が残らないための注意点などについてご紹介します。
Contents
クラゲに刺されるとどうなるの!?痛みは?症状は?
日本の海で被害に遭いやすいクラゲについてご紹介します。
毒性の強さで2つに分類しました。
毒性の弱いクラゲ
ミズクラゲは6月~8月、アンドンクラゲは特にお盆過ぎから増えてきます。
ミズクラゲは比較的症状が軽く、チクチクする程度で跡に何か残る心配もほぼありません。
アンドンクラゲはビリッとした強い痛みがあり、刺された部分は赤いミミズ腫れや水疱になります。
これらは数週間で消えますが、刺された人の体質や刺された場所、処理のしかたにより差が出てきます。
一般的に、刺された後3~4時間で痛みや腫れが落ち着きますが、ミミズ腫れや水泡は1~2週間残ります。
水疱がつぶれるとかさぶたになり、徐々に元のとおりに再生されます。
ただし、刺された後にかきむしったり、こすったりしてしまうと傷が消えない可能性が高くなりますのでご注意を。
毒性の強いクラゲ
カギノテクラゲ,アカクラゲ,カツオノエボシ,ハブクラゲについては、クラゲ毒についての項で特徴をご紹介していますが、毒性が強いだけあって皮膚への影響もかなり強烈です。
いずれも刺された場合に激痛が走り、ミミズ腫れや水泡が広範囲に広がります。
細胞が破壊されることもあり、傷跡は何十年たっても残ってしまう恐れがあります。
刺された後のケアは!?傷跡を残さないようにするにはどうしたらいいの!?
何はともあれ早い段階で皮膚科へ行くのがベストです。
たとえ症状が軽くても適切な処置をしてもらい、処方してもらった薬でケアしていきましょう。
市販の薬でも効果は期待できます。
抗ヒスタミン剤,酢酸ヒドロコルチゾン,ステロイドが配合された軟膏を塗ることで、傷が残さないためのある程度の処置ができます。
ただし、ステロイドや抗生物質系の軟膏は副作用の心配があるため、連続使用は避けるようにして下さい。
また、入浴時に患部を刺激しないことも、傷跡を残さないための手段になります。
症状が落ち着くまでは、お湯の温度は低めに、石鹸等は使わない、こすらないなど、皮膚をむやみに刺激しないようにすることも大切です。
まとめ
刺された痛みが去っても、傷跡が残っているとそのまま嫌な思い出を引きずってしまいがちですよね。
適切な手順で応急処置をすることも大切ですが、まずは刺されないための準備をぬかりなく!そして、何よりも大切なのは自分の命であることを胸に、自然を楽しむことが大切です。