クラゲの飼育は難しく、注意すべき点が多いです。

クラゲは環境の影響を非常に受けやすく、変化に弱い動物であるという認識が必要です

まず海水ですが、水質水温PHの因子に気を付けましょう。

また光、水流、餌が必要で、熱帯魚との共存はできません。

このようなことに注意して飼育しますが、異常が発生することがあります。

例えば、水流ポンプから出た気泡がクラゲの傘に入ることがあります。

このときは気泡がクラゲの傘を破る恐れがあるので、傘をひっくり返してあげると良いです。

動きが鈍いときは、水質と水温を確認しましょう。

餌の与えすぎは、水質を悪くします。

クラゲが縮んでしまうのは水質の悪化が原因です

また、クラゲの傘が、雨傘のお猪口になった状態の逆になることがあります。

すなわち、クラゲの傘がひっくり返るという状態です。この時の原因と対策を考えてみます。

クラゲの傘がひっくり返るのは空気のせいではない

クラゲの傘がひっくり返るのは、空気により飛ばされたのではなく、水質悪化のせいです。

水中のリン酸が蓄積されると、傘が裏返ってしまうことが知られています

水質や水温、比重が安定しないときで、水換えをしたときに起こりやすいのです。

スポンサードリンク

クラゲの傘がひっくり返るトラブルの解消法

落ち着くまで少し様子を見ることが必要で、次のことをチェックしましょう。

比重計で比重が1.020~1.023の間を保っているかどうかをみます。

水温が25℃前後で保たれているかどうかを確認し、水換えの頻度と飼育容器に問題がないかどうかを調べましょう。

餌の与え方と飼育容器の汚れ具合を見ておき、確認が終わったら、原因がほぼ特定されるので、それに見合う対策を施します。

多くの場合、水の交換で切り抜けられます

水を容器の半分以上を交換して、飼育容器内の掃除をし、2日で症状が回復しなければ、クラゲを飼育容器から隔離してきれいな海水に入れ様子を見ます。

飼育容器が大きくなければ、症状が回復してからも数日間は、水の交換を続けましょう。

その後も週1~2回の交換を行ってください。

まとめ

トラブルを見ると、クラゲが水に対してデリケートであることがよく分かります。

飼育容器内は海と違って、水質や水温などをクラゲが自分の体に合わせて選択し、移動することができないから、その分、飼い主が注意しなければならないことになるのです。

スポンサードリンク

スポンサードリンク