海の中をプカプカ漂っているクラゲ。

透き通った体とふわふわ動く触手が美しいですね。

あれ?クラゲの体ってどうなってるの?脳や心臓が見当たらない?

食べたものはどこにいってるの?血管や血液もないの?見えないだけ?

クラゲってどうやって生きているのか不思議ですね。

クラゲは刺胞動物。イソギンチャクやサンゴと同じ仲間です。

刺胞動物には口はあっても肛門がありません。

食べ残しは口から吐き出すのです。

クラゲの体には刺胞という毒の入ったミクロンの毒針がついているのも特徴です。

クラゲ 刺される 傷

脳も心臓も血管もないクラゲがどうやって生きているのでしょうか

実はクラゲはプランクトンの仲間だった

海の生き物は三つの仲間に分けられます。

一つ目は、魚やイルカ、クジラのように自力で泳いで、波に逆らって生活できる生き物。「ネクトン」と呼ばれます。

二つ目は、貝やヒトデのように海の底だけで生きている生き物。「ベントス

三っ目が、海の中、川の中や水面を漂うように波任せに生きている生き物。これらすべてが「プランクトン」なんです。

プランクトンの仲間には、心臓も脳も血管もありません

プランクトンというと目に見えない小さな小さな生き物という印象ですが、クラゲはすべてプランクトンです。

二メートル超える大きさのエチゼンクラゲのような巨大なクラゲもプランクトンの仲間なんです。

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クラゲはどうやって生きているの?

クラゲには心臓がありませんが、プカプカ漂うあの動きが心臓の代わりをしています

血管がなくても体の中に酸素と栄養を行きわたらせていくことができるのです。

また、簡単な体の構造に神経はありますから、脳がなくても自動的に体が動くわけです。

それがあの傘と触手の動きなんです。

人間にも危険を避ける場合など、考える前に体が動く機能が備わってますが、それと同じです。

まとめ

半透明の美しい姿のクラゲは、水中や水面を漂う姿も美しくて癒されます。

クラゲの体の中がどうなっているのか、クラゲがどうやって生きているのか不思議に思う方も多いことでしょう。

あのクラゲがプランクトンだなんて驚きです。

単純な体と神経があれば生きて行けるのです。

波に逆らわず、漂うように優雅に生きる姿は、私たちにもなにか大事な事を教えてくれているようです。

 

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